【学部】就業体験講座――豊橋市役所と市議会

 去る9月8日、経営学部就業体験講座の第2回目見学先である豊橋市役所と市議会を訪れました。地理的には近接するものの、窓口や清掃業務以外では中々接する機会のないのが地元行政です。当日の午前中は、現在施行中の第5次豊橋市総合計画の重点戦略から5項目を提示、学生諸君に関心のあるテーマを選択し、要約とコメントを「予習ノート」に記載してもらいました。パワーポイントではまとまった文章を示せず、蔓延するコピペ(低質のホームページからのコピー&ペースト)への対策もあって、アナログな手書き作業です。中にはかなりの力作が見られました。

 午後は2グループに分かれ、交互に市役所業務の説明拝聴と市議会本会議傍聴。前者に関しては、人事課の菅沼氏が実に広範なテーマを要領良く説明して下さいました。市議会では災害対策に関する質疑応答が行われていましたが、引率の中田と中野を含め、ほとんどの参加者にとって初体験だったのではないでしょうか。最後の質疑応答が前回ほど活発ではなかったのが心残りでしたが、充実した一日だったと思います。

 本学でも公務員講座が開講され、事務職に就職する学生も見られるようになりました。私の抱く懸念は、確かに試験対策はあるのですが、それ以上に学生の皆さんが社会にでる前に習得すべき基礎学力(本当に有用な基礎知識を指します)、質の高い教養と知識、潜在性の指標としての好奇心、そして人生に対する意欲を身につけているかにあります。この講座を含む種々の実践的学習は、基礎学力や教養、専門知識を代替するものではありません。それらの適切なバランスが必要なのだと思います。

 予習ノートの選択テーマは多岐にわたっており、関心の多様性を伺わせる点でとても喜ばしいものでした。特に、産業活力創造、まちなかにぎわい、生涯あんしん健康、次世代を担う人づくりの各プランには、ほぼ同数のコメントや意見が寄せられました。これらはそのまま抜粋の上、市役所人事課にフィードバックしました。この場をお借りしてご尽力頂いた市役所の方々に御礼を申し上げたいと思います。次回は、2月上旬に農業資材や植物工場を扱う企業を訪問する予定です。お楽しみに。

(中野 聡)

 

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