会計事務所の業務内容と組織に仕組みを知る(中野一プロジェクト)

 私のプロジェクト活動では、豊橋市にある公認会計士事務所を訪問し、学生に業務内容や組織のあり方を質問させ理解させることにあった。その結果、所長氏から会計監査、税理士といった主たる業務の他に、ソフトウェアの販売とその初期指導、生命保険の指導業務当、幅広く活動している実態が分かった。また、会計事務所運営では、各担当者に関与先の会計業務を担わせ、最終的には所長代理がチェックし組織化していた。苦労話として、地方ならではの魅力ある事務所造り(駐車場、緑の癒し、客との対応しやすい応接など)を信念としており、円満な相続対策を心掛けている実話も伺った。 

 事務所訪問の前に、本プロジェクト活動は学生の主体性に重きを置くため、実践面で会計処理の技法を習得させた。会計事務所で行っているような取引例を想定し、弥生会計ソフトを用いて入力させた。総勘定元帳、補助元帳、現金出納帳、預金出納長、決算書の作成を出力させてみた。

 同じ取引例なのに、全員が異なる結果となった。いかに、データ入力時に緊張感が欠如しているかを学生に諭した。社会における仕事としては落第であることを知らしめた。さらに、金融機関や会計事務所、一般企業の事務職への就職には、最低限の簿記や会計の基礎知識が必要であることを認識させた。そのため、後半は日商簿記検定試験対策に取り組んだ。4名中、2名が受験し(3級)市、1名合格、1名はぎりぎりで残念!

 受験対策と同じで、集中力を高める訓練を継続すれば、就業力支援にも繋がるであろう。

 

担当教員: